株式会社MatrixFlowは、4月10日(水)よりクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」のベータ版をリリースしました。マウス操作だけでAIの構築・活用が可能なプラットフォームを提供することで、AI人材不足の問題を解消し、さらなるAI活用を促進します。また、リリースに合わせて、4月17日(木)に「ビジネス活用のためのAI講座」を開催します。
株式会社MatrixFlow(本社:東京都三鷹市、代表取締役:田本 芳文)は、プログラミング不要のAI構築プラットフォーム「MatrixFlow」のベータ版を本日4月10日(水)より提供開始しました。本サービスは、統計学やプログラミングなど、これまでAI構築のためには必須とされてきた高度な知識を必要とすることなく、ドラッグ&ドロップのような簡単なマウス操作で、本格的なAIの構築・活用を可能とするものです。
◆AI開発を取り巻く著しい人材不足
わが国においても、AIを活用できる人材を求める動きは業種を超えて激しさを増しています。政府は2020年末にIT業界全体で人材が約30万人、AIを含む先端IT人材は5万人不足するといった試算(※1)や、AI人材を年間数十万人単位で増加させる戦略(※2)などを発しており、国を挙げてAI人材の育成が急務となっています。
一方、AIを導入するためには数学・統計学の知識、プログラミングの知識だけでなく、構築したAIを実用化するために業界や事業についての知識や知見も必要とされていますが、このような複数の高度なノウハウを有する人材は希少性が高く、人手不足の昨今においては採用も困難な情勢です。
(※1)経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」:https://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html
(※2)内閣府 「統合イノベーション戦略」平成30年6月15日閣議決定:https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/tougo_honbun.pdf
◆MatrixFlowが解決できる課題
そこで、当社ではMatrixFlowを用いてAI技術へのアクセシビリティを向上させ、企業や個人におけるAI活用を支援します。
MatrixFlowでは、「学習データの準備」「適用するアルゴリズムの選択」「アルゴリズムを制御するハイパーパラメータの調整」だけでAIを構築できます。(なお、オプションサービス「AutoFlow」を利用すると、「アルゴリズムの選択」「ハイパーパラメータの調整」も自動化することができます。)また、それらの作業はボタン選択とマウス操作のみで実行でき、手軽にAIが実用化されます。これにより、従来以上に多くのユーザーがAI技術を活用でき、AI人材の不足を補う打開策となることが期待されます。
◆事前登録の反響踏まえ4月17日に「ビジネス活用のためのAI講座」を開催します
本サービスのリリースにあたっては、2月28日(木)の受付開始以来、400人以上の方に事前登録をいただいております。当社ではこのような反響を踏まえ、4月17日(木)に「ビジネス活用のためのAI講座」を開催します。本講座では、主にAIのビジネス活用を検討しているビジネスパーソンに対し、AIを利用して実現できることや、今回リリースした「MatrixFlow」の使い方のなどをご説明することを予定しており、参加者がご自身の業務にAIを導入するためのステップをさらに具体化することをねらいとしております。
「ビジネス活用のためのAI講座」詳細
日時:4月17日(水) 19:00~19:45
場所:〒106-6231 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F
(六本木一丁目駅直結)
※募集は終了しました
◆今後の方針
様々なニーズに応じてMatrixFlowをよりリーズナブルにご利用いただけるよう、ライトプランを開発します。また製品版へ向けて、各プランの機能もより充実させる予定です。