実装方法について
案件や商品のバージョンアップ時にどのようなコードを書いていただく必要があるのかと、コードの制限についてご説明します。
・コードの制限について
関数名、引数、返却値、これらの名前はデフォルトで指定されているものはすべて固定になります。
変更してしまうと、コードテストに失敗することがありますのでご注意ください。
処理内容については、デフォルトで記述されている関数の返却値の値を変更する形で記述いただきます。
・パラメータについて
記述いただいたコードをより汎用的に利用できるようにするために、パラメータの入力欄を作成することができます。
パラメータは画面右のパラメータ入力欄の追加するボタンから、追加・変更することができます。
設定したパラメータはMatrixFlowのレシピブロックとして商品を利用する際に設定することができます。
MatrixFlowのレシピブロックでどのようにパラメータが利用されるのかについては、レシピとはマニュアルを参照してください。
・前処理
pandasのDataFrame形式の、利用するテーブルデータdfを変形する処理を実行します。
dfに対して、特定の列や行に対する処理を行ったり、特定の要素を抜き出して別な列を作成したり、他のデータを結合したりすることができます。
ただし、input_columnsには変形前の「学習に使用する列」の配列が格納されており、この配列が変更される場合(列の削除や結合なども含む)、変更した状態でinput_columnsを返却する必要があります。
・分類・回帰
分類や回帰の学習/推論を実行するアルゴリズムのクラスオブジェクトalgorithmを返却する処理を実行します。
algorithmはscikit-learnにあるアルゴリズムのようなfit, predict, predict_probaなどのメソッドを持つ必要があり、これらのメソッドを用いた学習や推論を実行することができます。
・利用できるライブラリについて
MatrixFlowのマーケットプレイスでコードを書く上で、利用できるライブラリについては、お手数ですが案件の編集画面の依頼主に問い合わせるボタンからお問い合わせください。
また、追加でライブラリを利用したい場合も、お手数ですが同様に依頼主に問い合わせるボタンからお問い合わせいただくか、マーケットプレイスのコミュニティでご質問ください。