最適化の式での条件設定
最適化の条件は四則演算の式の形式でも設定することができます。
例えば、上の画像では商品の素材A・B・Cの価格の合計が、300に近くなるようにする条件を指定しています。
式に指定できるものは、列の名前、数値、四則演算の式のみになります。
それ以外の式や、以下の条件を満たさない式では最適化を実行することができませんので、ご注意下さい。
列の名前
列の名前は必ず半角のダブルクオーテーション(”)で囲って下さい。
列の名前を設定すると、最適な値を求めるためにAIが様々な値を探索する際に、式に含まれる列の値が条件を満たすように探索を行うようになります。
例)"材料A" + "材料B" を30に近づける場合、材料Aと材料B合計が30に近くなる場合に最適な値をAIが探索するようになります。
数値
式には数値を入れることもできます。数値を入れたい場合、半角の数字を入力して下さい。
例)材料Aを2個 材料Bを3個使用した商品の価格を300に近づける場合、"材料A" * 2 + "材料B" * 3 と式を入力し、条件を300に近づけると設定することで、条件として設定することができます。
四則演算の式
上で示してきた例のように、式には四則演算を使用することができます。
それぞれ以下の形式で式に記載できます。
足す : + (半角プラス)
引く : – (半角マイナス)
掛ける : * (半角アスタリスク)
割る : / (半角スラッシュ)
また、カッコで囲むことでカッコの中を先に計算することも可能です。
2回以上の列の使用
同じ式の中で2回以上、同じ列を使用することはできません。
また、”列名” * 2など、掛け算を使用することで同様の式の内容を入力することができます。
使用できない列のデータ
欠損値がある列や数値以外の列はご利用いただけません。
ご利用頂く場合、列に前処理を行う必要があります。
使用できない列の名前
・”列名 2″ など、列の名前にスペースが使われているもの
・”1列名” など、列の名前が数字から始まるもの
・”列名+” など、列の名前に四則演算記号を含むもの
・”列名(〇〇)” など、列の名前にカッコが含まれるもの
これらの列名は最適化に使用することができないため、列名を使用できる形式に変更いただく必要があります。