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保存した前処理の適用
学習をし直したり、推論を行う際、前処理を保存したときと 同じ前処理を行いたい場合に、保存した前処理を利用します。
このとき、列の増減があるなどデータセットの構造が異なっても、前処理を適用する列の仕様が同じであれば問題なく処理できます。
■保存した前処理の適用方法
[前処理]画面右側の[保存した前処理を使用する]の矢印(右図赤枠)をクリックし、保存されている前処理の一覧(右図青枠)を表示します。
一覧から前処理を選択すると、[前処理を実行する]ボタンが有効になります。
クリックすると、即時前処理が実行されます。
<適用後の前処理画面例>
■保存した前処理が実行に失敗するケース
保存した前処理を実行して何らかの理由で失敗すると、エラーメッセージが表示されます。(右図エラーメッセージのサンプル)
メッセージに従って、データセットや前処理の見直しを行ってください。
<よくあるエラーの原因>
- 前処理の対象列がデータセットに存在しない
- ラベルエンコーディングを行う際、先に欠損値の補完がされていない
- ラベルエンコーディングを行う際、変換設定のない文字列がデータに含まれている
例)男/女を1/0に変換する設定で、「男/女」以外の文字列が存在する - 選択した 前処理が誤っている