OptFlow(最適化)とは

OptFlow(オプトフロー)は、金額を最小化して品質を最大化するなど条件を設定し、その条件を満たす最適な値を予測する「最適化AI」を作成するためのレシピブロックです。

OptFlowを使ったレシピは、プロジェクトテンプレート[原材料の配合最適化]にセットされています。

OptFlowとは_1.png

■最適化とは

[最適化]とは、条件となる制約を設定し、その条件に当てはまるように値を予測する手法です。[逆解析]とも言います。

例えば、製造業の分野では、商品の金額は2,000円以下で品質をより高くするなどの条件を設定して、商品の材料の最適な値の組み合わせを求めることができます。
製造業だけでなくマーケティングの分野では、過去の購買データから、商品を購入した年齢・性別などの顧客データに30代の男性などの条件を加えて、その顧客が購入しやすい商品の値段を予測することもできます。
幅広い分野で取り扱うことができるので、どのような分野で活用できるのか、興味をお持ちのかたは お問い合わせ からAIコンサルタントにご相談ください。

また、OptFlow(最適化)の仕組みについて詳しくは、最適化の仕組み をご覧ください。

■パラメータについて

[OptFlow]はレシピ編集画面のブロックタイプ「最適化(OptFlow)」の中にあります。
OptFlowブロックを配置すると、AutoFlowブロックがつながった状態で配置されます。

AutoFlow(オートフロー)は、自動機械学習(AutoML (Auto Machine Learning))機能を備えたレシピブロックです。AutoFlowについて詳しくは、AutoFlowとは をご覧ください。

OptFlowブロックで設定できるパラメータは次の通りです。
しかし、基本的にはパラメータを変更する必要がないため、[OptFlow]ブロックをつなげるだけで最適化を行うAIモデルを作成することができます。

1.試行回数:500(デフォルト)
最適な組み合わせを探索する回数を指定します。
※アルゴリズムは、AutoFlowブロックで選択します。

OptFlowとは_2.png

<留意事項>
最適化(OptFlow)は回帰問題のアルゴリズムを用いる手法です。
そのため、利用できるアルゴリズムは「回帰」のブロックのみで、「分類」のアルゴリズムなど、回帰以外のブロックをつなげることはできません。